路上にて、3週間

⭐️神田警察通り住民はなぜ深夜路上に座るのだろう?

●4/21 20人の沿道住民、監査請求提出
●4/25 千代田区議会一票差で陳情否決
伐採🪚工事着工
ー住民の抗議活動始まるー
●4/26 暴風雨の中、2本のイチョウ騙し討ち伐採

以来、20日間あまり、深夜住民たちは座り続けている。この間、国家賠償請求訴訟、監査委員への陳述、テレビ局をはじめマスコミ報道も続いています。正しく理解していただきたいので、私も路上にて、ブログを書くことにしました。

まず、片山善博元総務大臣の『街路樹伐採をめぐる混乱から地方議会の役割を再確認する』(世界6月号)を読んでみて欲しい。→著作権法の問題あるので6月号ぜひ買ってお読み下さい🙇‍♀️

『議会本来の役割を果たさない議会』と手厳しい。議会は『決める』役割を持つ重要な機関、裁判所と同様であると。反対する住民あるいは双方の意見を聞くこともなく、役所の情報を鵜呑みにして議会は契約議案を議決をしたのち、その正当性について自らの言葉で語ることもしていない。さらには、国をあげて地球温暖化対策に取り組もうとしているときにイチョウの木を切り倒すことにいかなる合理性があるのかとの住民の意見に、議員の多くが納得させられたかもしれないと、片山レポートは続く。

いくら自分は反対票を投じたと言っても、わたし自身に、このような事態を予測し回避する手立てを講じてきたか、力の限界と至りなさを、感じる日々である。

⭐️どうか事実を知って欲しい。

1)10年前、平成25年、このエリアは、イチョウを残して、自転車道をつくると決めた。
2)平成28年共立女子大前の一期工事において、百年イチョウをきって、下の写真のような道にする工事契約を進めたところ、区民の反対にあい、イチョウを残して道路整備を進めた。
3)その反省がありながら、またもや、いやむしろ今度は周到に、行政の思惑通り伐採を遂げられるよう、さまざまな改ざんや虚偽説明を繰り返してきたことが、のちのち明らかになってくるがときはすでに遅かった。
4)最終決定に至るまで、なんと、説明会ゼロ、紙による広報ゼロ、パブコメゼロ。地域住民はなんと、工事看板で知る‼️

百聞は一見にしかず、ここに
①エリアの地図
②一期工事の当初のイメージ図
③一期工事、百年イチョウ伐採のため枝払い
④一期工事百年イチョウが残った現在の姿
⑤ニ期工事、ヨウコウサクラ植え替えイメージ
⑥二期工事、2本伐採後の60年イチョウ並木
を貼り付けます。みなさんはどう感じますか?

①神田警察通り一期工事と二期工事(エリアの地図)

②アメリカザイフリボクに植え替えたイメージ

③伐採のため枝払された並木

④百年イチョウ並木

⑤ニ期工事、ヨウコウサクラ植え替えイメージ

⑥二期工事、2本伐採後の60年イチョウ並木

本日のところはここまでにいたします❣️

みなさん、どうか②③④を見比べて下さい。
役所はなぜだか、大真面目に②の無機質な道路にしたかったのです。  それが止められてしまったのが悔しくてしょうがない、だから二期工事は白い花からピンクのヨウコウサクラに妥協して、今度こそウソをついてでもどんなことがあっても⑤にしたかった。

みんなで決めたならそれもまちづくりと言えるのかもしれません。同じ意見を持つ人だけで見事に異論は挟ませないというやり方を貫いたのでした。ふう。でも、これまで仲良くしていた地域で対立させてしまったことは失敗でした。朝までお座りになっている住民の中には術後の方もいると聞く。

板挟みの町会長にも申し訳ないこと。
しかし、②と④でどちらがいいか住民投票したら、②が多数を得るとはどうしても思えないのだ。いろいろ事情はあるだろうが、まちを大切に思う女性たちを切り捨ててまちづくりはあり得ないんじゃないのかなと、路上での思いは深まるばかり。

2022年5月18日
小枝すみ子@神田警察通り路上にて