これを見ればわかる、外神田一丁目計画の何が問題?!

千代田のまちづくりを考える会さんのこのチラシが何よりもわかりやすい!

移動中のわずかな時間なので、
詳細はまた改めて書くことにする。

⭐️問題その1)・・・区民の財産を提供して大型開発を応援!

最大の問題は、区民サービスの拠点、清掃事務所と万世会館を野村不動産の開発の中で、
等価交換で整備することになっていたこと。
昨年12月に都市計画が議会に示されるまで、全く知らされず、当然住民も知らない。
当然、現場で働く職員も知らない、表で議論したら反対が出るのを見通して、都市計画を先行させた形だ。
昨年12月に企画総務委員会に示されたときは、公共施設をどのように整備するかもわからず、
等価交換で行うということは、土地を失うこと、次の整備を行うときに、建て替えや修理が困難になること
今でも、もっと小さな共同化建物でも、その調整に苦労していること、それらの整理が先であるとして
都市計画手続きを見送った。
それが、4月の都市計画審議会、5月の緊急事態宣言下での縦覧手続きを強行しようとしたことに対し
地権者からの不信をかい、いったん止めているものの、強行しようという姿勢は止まらない。

⭐️問題その2)・・・清掃事業が立ち行かなくなる恐れ

コロナ禍においても、ごみ収集の仕事は止まったら大変なことになる。

3月8日には、170メートル1850%の再開発の地下に清掃車庫を入れ、5階部分に事務作業の場所を作るという
計画に対して、整備の計画の見直しを区長宛要望していることもわかった。
行政も現場の職員との意思疎通が不十分だったことは認め、丁寧な協議を行うとしている。
4月15日、千代田区議会は、その現場を見学に行った。
清掃工場を持たない千代田区は、外神田一丁目一番地、神田川沿いの現地の1階部分で
ゴミの積み替え、分別作業などを行い、収集から運搬までの業務をここでこのように行なっているのかということを
リアルに確認、ときに火災もあり、悪臭や汚水、さらには動物の死体などの処理も行う
都市の衛星を根底から支える重要な業務は、災害時にはさらに重要になる、その拠点となる公共施設について
どのような場所にどのように整備するかについて十分協議してから・・というのが、ものの順序である。
しかし、なんのために見に行ったのかわからないようなタイミングで、いやそれより早い4月13日には
樋口区長は都市計画の手続きに入る文書を発出していたのである。

議会の多数派と水面下で調整すれば、区民の陳情も表向きの議会もどうでもいいのだろうか。

⭐️問題その3)・・・ホテルやオフィスビルで秋葉が良くなるか?

規制緩和で東京に住宅が増えすぎて、住宅のための規制緩和はしずらくなった昨今
オリンピックを見越して、住宅ではなくホテルが容積緩和のメニューに加わった。
けれど、コロナによって、増えすぎたホテルも経営困難、そのうちワンルームや介護施設に転換するのではと
言われている。アキバの超高層オフィス化は、結局丸の内や銀座には叶わない、三流オフィス街になるだけで
秋葉が持っている個性や特性を磨く方向ではない、失わせる可能性がある。

時間がないので今日はここまで・・続く

2021年5月25日
小枝すみ子@神田駿河台