森山さんチラシ
大風呂敷のテーマで恐縮です。
が、私にとっていま一番気になるテーマが
これです。人口減少で地方は消滅する自治体が出ているというのに、都心は床面積拡大の一途で、方向転換がなかなかできません。

「敷地に価値なし、エリアに価値あり」とするリノベーション型まちづくりにシフトすることが、都心のまちを、早期に活性化する策だという主張に私は心から共感した一年でした。

もちろん、再開発を否定はしません。より良い町並みをつくるための開発は大いにあるべきですし、代官山や表参道、銀座など苦心し一致団結しながら、物量頼みでない開発を誘導しているのに、千代田区はなんだかなあと思うことが、残念ながら多いというのが実感です。

今年を締めくくるのに、建築という専門分野を一般の国民にわかりやすい表現でお話をしてくださる、建築ジャーナリストの森山高至さんをお呼びしました。

私自身が頭の中を整理し、そして、今後のまちづくりを考えるそんな場を持てることに感謝いたします。出張所がとれず、民間の事務所をお借りしましたが、初のこころみとなり、それもちょっと楽しみです。

支えてくださった皆さんに感謝です

都内大学で1991年(私が初当選の時)からのまちづくりの取り組みについて話して欲しいというお招きあり、尊敬する学者さんたちの前で、振り返り振り返りお話をさせていただきました。
私のように、都市計画や建築の分野にかかわり続けている議員は、珍しいとのことで、建築学会、都市計画学会などでも招かれ発言し、素人ながらに発言や対談など、可能な限り受けてきました。
力不足ではありましたが、私がしつこく定点観測的に続けてきた特殊分野であることは間違えないようです。
今年はこの点で大当たり年でした。なぜなら、私が、定点観測しながら会いたかったキーマン(行政、学者、住民、経営者など)に、つぶさにあえた年だったからです。都市計画という分野を担う議員がいないのは、選挙的には正直不利だからです。
そんなことに食いついて、ろくろく選挙もまともにやらない私の議席を、何らかの理由で
守ってきてくださった区民、関係者に感謝するほかありません。

住民の中にも、昨今の千代田区の状況に危機感を抱く住民も増えてきた。
来年は何かが起きそうです。楽しみ楽しみ。
新しい議会へ、どんどん変える力を蓄えていただきたい。
平成31年に希望を託します。

現在の都市計画法ができてからちょうど50年、
適切な制度に作り直す、大きなテーブルが必要です。
皇居周辺の変化を示す都市計画年表と
住民とともに考えるためにつくった千代田区まちづくりマンガ
いずれも古いですが貼り付けます。
都市計画年表まちづくりマンガ新

平成30年12月10日 小枝すみ子@九段下