6月30日、1年の折り返しの日
世の中、問題だらけの毎日なのにすみません
6月は、得難い日々にふけってしまいました
中勘助の『銀の匙』
通勤の電車の中で一小節づつ読む楽しみを味わいました。
日テレ番組、世界一受けたい授業でも取り上げられ、灘校国語の名物先生が1950年代から教科書を使わずこの本を使い続け子どもたちの学力が劇的に向上したというので最近は有名になっているらしい。
そもそもは夏目漱石が絶賛して有名に。中勘助は神田(東松下町)生まれの体が弱く情けない男の子、信心深い叔母ちゃんの愛情を受けて、教養豊かにというかそれなりに育っていく物語、作者の記憶ある限り幼少期からの自伝というものです。
身体が弱い、知恵も遅れて臆病(少なくとも家族も本人もそう思っている)、その情けなさを表現豊かに描いているのがおかしくて、また、和泉町や小伝馬町など良く知る地域であるがゆえということもあるでしょうが、映像が浮かぶ繊細な表現力が味わい深い。文京区(本郷かな、小石川あたりかな)引っ越してからも、神社やお寺、学校、まちの様子がなぜだか目に見えるように脳裏に残る。
何より、彼を育てた信心深い叔母ちゃんのすごさ、その豊かさが彼を育てたのだというのが、私にとっての最大の味わい。こういう市井の教養人文化人、私の周辺にも、いらっしゃいます。
子どもにも大人にも老若男女おすすめです!
さて、
次は何を読もうかな( ̄ー ̄)ニヤリッ
初、熊野体験
40才になるころ、
まちづくりを勉強しにある学者を追いかけて行ったことがきっかけで訪れた高野山、今回で6~7回目、その帰りにちょっと熊野に足を延ばしてきました。
今回は熊野本宮~田辺の方に向かう中辺路コースほんの下見程度です。いずれゆっくり歩こうと思いながら今回は地理を頭にいれ、おいしいあゆが食べられるところ、つくり豆腐の記念館もチェック、また来ますねと言ってお別れしてきました。
↓ 熊野古道にぴったりの、あちこちに咲く可憐な「ささゆり」
高3女子の18歳の誕生日、
家族そろってのワールドカップ観戦(ひねくれモノの私はいつもは見ない、今回子どもに教わりながら初観戦)
政治的には、
許しがたい
都議会セクハラヤジ事件
国政では、
明日、集団的自衛権行使容認の閣議決定
今夜、抗議行動、官邸前
6時から会議あるけど、早めに終わらせて行かなければと
ここのところ引っ込み思案の私でも
さすがに思う。