秋風に吹かれて決算議会始まる

2019年9月13日すみ子

解けない方程式を、解くのは誰か？

8月末、朝のニュースで虎ノ門再開発の報道がありました。
日本一高い「あべのハルカスより高い・・・」といって、
胸を張るデベロッパーさんの表情は、明るくなかったように見えました。
こんな背比べばかりしていてどうするのだろうか。

冷静に考えて、
1990年に完成した都庁はそのお掃除など管理費にかかる費用が莫大で、
「バベルの塔」ならぬ「バブルの塔」だと冷笑されています。
あべのハルカスの再開発も大赤字で、２０１６－１１－３０ちよだの声代表質問で、
わたしは「日本一の阿倍野地区再開発は大失敗、２,０００億円の大赤字、７０年代の開発なのに、今の市長や都市整備部長が市民にわびに回るような事態になっているんです。」と述べています。
1993年の横浜のランドマークタワーはどうなのか知りませんが、
大阪も横浜も、カジノをするしか活性化策がないような状況ではないですか。

男性たちは(申し訳ない逆セクハラかな)、どちらかというと、
経済優先、大きなものが好きで、パワーを見せたがりますが、
ちょっと先のことも考えられないようなところがあります。
国の政策も、大きなものには、どんどんじゃぶじゃぶと補助金をそそぎます。
(例えば：淡路町のワテラスには75億円、神保町のパークタワーには92億円)

だから庶民は、いやおうなしにそういう方向に向かってしまう、それだけでいいのですか？と
いうのがわたしの30年来のたたかいの原点です。

答えのない問いかけをしてもまちは前には進みません。
今度の一般質問でも、東京問題、千代田問題に対する答えを探し、
高層開発ばかりでない在り方を提起したいと思っています。
みなさま、一層のお知恵をお貸しください。