地方議会の「会派」って、なんだろう?!
会派ってなんなの?
まずは改めて、意外と知られていない、千代田区議会の会派構成から。
定数25人 現員数23人
🔹次世代・都民ファースト・立憲の会 7人
1)小野なりこ(都ファ)・・・議運委員長
2)岩佐りょう子(立民)・・・企画総務委員長
3)ふかみ貴子(都ファ)
4)入山たけひこ(無所属)
5)岩田かずひと(立民)
6)おのでら亮(都民ファ)
7)秋谷こうき(無所属)・・・議長
🔹千代田区議会 自由民主党 5人
1)小林たかや
2)はやお恭一
3)大坂隆洋・・・副議長
4)池田とものり・・・文教福祉委員長
5)西岡めぐみ
🔹千代田区議会 自由民主党議員団 4人
1)桜井ただし・・・環境まちづくり委員長
2)白川司
3)冨山あゆみ
4)永田壮一・・・議選監査
🔹公明党議員団 2人
1)米田かずや
2)えごし雄一
🔹日本維新の会千代田区議団 2人
1)春山あすか・・・デジタルトランスフォーメーション委員長
2)のざわ哲夫
🔹日本共産党 1人
牛尾こうじろう
🔹国民民主党 1人
田中えりか
🔹ちよだの声 1人
小枝すみ子
まず前提論:「会派」と言う用語は、法律にも条例にも定義はないので、議員は基本、一人一人区民から選ばれ、みな平等です。その上で、一般には、同じ思想や政策を持つ議員がグループを結成し、届出をすることで「会派」として認めるということになっています。現実は、特に理念も思想も共有しているわけではなく、ポストどりや、効率的な情報収集のためのグループ集団である面が今は大きいと思います。
それでも、私はいいのかなと思っています。むしろ、同じ会派でも、大事なことでは党議拘束せず、賛否を強要しない、自分の信念に基づいて、区民に説明できることが大切であり、理想だと感じます。大切なことは、数の力でいじめや嫌がらせをしないことは大事。
私が初めて議員になった1991年(平成3年)、いわゆる55年体制、政党所属の議員しかおらず、28名定数で、自民21 社会3 公明2 共産2、当時は日本で一番自民党率が高いと言われた町でした。
2期目の1995年(平成7年)頃より、この体制は大きく崩れ、無所属化が進みました。自民党政治が、千代田区で1期ごとに弱くなっていく様をみてきました。都心のコミュニティが壊れていくことと同時進行でした。
そこに変わって登場したのが、小池百合子都知事率いる都民ファーストチームでした。
環境社会と情報公開を目玉に躍進したのに、現実はめくらましが上手になだけ、自民党時代に保っていた底の底が抜け落ちたような状況です。
にわかに都議会が見える化してきました!
千代田区(定数1)から当選し、世間をあっと言わせ続けている無所属新人のさとうさおりさんは、一人会派を結成されたと報道されています。都ファ率いる都議会では、「自由を守る会」など少数会派は予算委員会に入れなかったり、希望する委員会にも入れないなどということがあると、声をあげています。少数会派が入れない会議で決められてしまうって・・、それはさすがに私の勘違いかなーーー???
東京集中・防災・教育・介護・格差、課題解決待ったなしの東京です。
是正すべきところは早急に是正して、与党でも野党でもなく二元代表制が機能する新しい都議会を、損得勘定なく作ってもらいたい、他の大会派の皆様にも少数会派に寄り添う見識あるご発言をお願いします。
ちなみに、千代田区では、一人会派も会派と認め、委員会所属の希望についてもある程度、主張できます。
話し合いで決めるのが原則です。かなりの押し問答がありますが、話し合いで解決する体制を維持しています。しかし、その千代田区も今では、微妙なところがあります。これはおいおい。
失われた30年、東京政策についても、90年代鈴木都知事の頃が一番問題意識ありました。
副知事も議会も学者も、必死の論争、調査をしておりました。私の控室にはそれら書類が少しあります。
区長選で、1人会派になったので、小さな小さな小部屋にお引越真っ最中です。
浜森さんのお知恵も借りながら、悩んだときは区民に聞きながら、流されることなく区民の声に耳を傾け、前に進んでいきたいと思います。この夏も困ったときはいつでもご連絡ください。馳せ参じます。
090−5506−1516
何より水分をとって、体調に気を付けて良い夏をお過ごしください。
小枝すみ子拝