ジェットコースターのような日々もうすぐ終わる?!
さまざまな山場で、
一般会計で、年間約560億円となった平成28年度予算について、
3月8日(火)~9日(水)の二日間の総括質疑が終わりました。
議会によって違うらしいが、千代田区議会では、
予算議会の
第1週は、区長の招集挨拶で始まり、
第2週に、議員の代表・一般質問、本会議場での質疑を行う中で、大きな論点をつかみ、
第3週に、3つの常任委員会での分割審査で予算ページを一枚一枚めくるような逐条調査をし、
第4週に、予算委員会総括質疑といって、
委員会をまたぐような重たい内容や、区長や副区長がいないと答えられないような内容について、質疑をするのが通例となっています。
そして、隙間で、特別委員会や区民からの陳情審査など各委員会で処理します。
議員にとっては、山はいくつかありますが、2週と4週が大きな山となります。
総括質問は、議員の自覚に基づいて何をやっても自由だが、一応、2日間の日程の中で、これとこれをやらせて欲しいと委員長にメモを出して、その中から、ランダムに質疑していきます。
これは、小枝・小林たかやが今回出したメモです。
しかし、新聞報道もされた、観光協会会長を呼んでの参考人質疑と本予算の減額修正1億7千万円という区議会始まって以来の対応があったので、私たちとしては半分以上の論点について、今回は、あきらめざるを得ませんでした。
それでも、まちみらいマンション対策、西神田併設庁舎貸し付け問題、保養所、障がい者事業など、展開できたかと思います。
何より、観光協会のことにつては、私たちも沢山沢山資料を読み込んで望みましたが、このことについては、私たち以上に着実に調査し段取りして予算委員会に臨んだ議員さんたちがいたことには率直に頭が下がりました。
傍聴者の方々からも大好評のメールやエールをいただいたので、そうだよなあ、やっぱりこのようなイベント主義の予算、論拠も根拠も薄い2.5倍増の予算を精査するのは当然だよなあ、と思っていたら、思いがけず(というか、新たな議会ではこういう場面が多いのだが)、共産、民主が、この動きに大きく反発したのでした。
100人いれば100人の正義というのが、私たちの合い言葉ですが、
本当に不思議、不思議だけれど、そのうちに、きっちりと論点を正していきたいと思っています。
区民のために力を尽くす者がたたかれ、黙っていれば打たれない、むしろ議論に参加せず黙っていて打ちのめすみたいなやり方、私もかつてよくやられたけど、フェアじゃないなあと思います。
議会ではよくあることなんですよね、結構。
それでも結果はあとからついてくる、そうして、他の議員さんから攻撃されても、計画がとまればみんな当たり前のようにそれで良かったと思う日が来るし、億単位の税金の無駄遣いをしないで済むこともよくあるし、職員や担当部長、課長に恨み買っても、ある程度致し方のないことってよくあるのよねと、私は達観している。
最後に、議会の中でも、小枝の言ってることの意味がやっとわかったよと共感が多かった(と私が勝手に思っている)、『まちみらい千代田の財源のために、西神田併設庁舎(旧社会福祉協議会、その前は西神田保育園)をまちみらい千代田経由、4月1日から大原予備校に貸してしまったという信じがたい話』の質疑メモ、きたないメモですが、二日間の総括質疑の最後に質問したもの、メモ、と現地の写真を貼り付けます。
しかし、もう間に合わない、こういうおかしなことの仕込みは、だいたい、一年前、古い議会の最後の予算議会で仕込まれています。悔しいけれど、負の遺産にしばらく時間をとられる区議会です。
がんばっている千代田区の職員にもまことに申し訳ない日々です。
政務活動費の住民訴訟で、
区議会大会派が敗訴して、NHKでも報じていました。
しばらくはまた、
区役所の映像と区議会の追求がやまないことでしょう。
区長も区長、
議会も議会、
どっちもどっちとなるでしょう。
私は、
自分で好んで、区議会というリングに舞い戻った以上は、
沢山の怒り、いらだち、
傍聴者、まちを愛する人たちの声に耳を傾けながら、今私にできることを精一杯やり続けるしかないと、達観しています。
今日は、西神田保育園の卒園式に行き、お母さんたちの涙にもらいなき、子どもたちのかっこいい挨拶にこれまた涙が・・・
涙を流したら、つまらな政治の争いも、清められたような気がしてすっきりしました。
2016年3月12日
小枝すみ子