予算本番 ~終わらない繁忙期~
24日は代表質問
持続性ある都心のまちづくりについて
久しぶりのまちづくり総論系でやってみました。
が、千代田のまちづくりの難しさはわかるだけに、
語尾が弱まってしまう。
けれど、何とか、量産的まちづくり、いやそれは千代田区のせいばかりでは
ないのだけれど・・、だって儲かるし便利なところで、皇居もあって魅力的だから
みんなのあこがれなのだ。
規制緩和を加速した当時の亀井建設大臣が大臣答弁で、
「都心の住民は欲張りだ」「お日様も、庭も、便利さも独占したいというのか」
とおっしゃっていた(死刑制度反対などリベラルな方で尊敬する面もあるのですが)
質問者は、大阪弁の若造議員、そして、そうだそうだと一気に規制緩和した
400%の住宅地を600%に、小泉総理になって、
共用部分は容積にいれない、建築確認は民間開放に、
1000%は1300%に、しまいに環境アセスもしなくていいよと。
そして、5000万程度買えるタワーマンションが都心の駅前に次々と。
安倍首相の戦略特区で、総理大臣が許可すれば、1000メートルのビルだって
建てられる、まるで都市はバナナのたたき売り。
それらを促進した、区長、知事、総理、そして関係大臣は、どんなにか、
業界から感謝されたことだろうけれど、
子どもたちにこんなに沢山不良債権残してどうするんだとわたしは思う。
東京人はなぜ東京を守らないのだろうかと、わたしは不思議でならない。
上品なのか、人がいいのか。
というわたしの感情論では世の中動きはしないので、
2月20日、小林たかや区議とともに
「2020年マンション大崩壊」の著者、牧野知弘さん、
まちづくり条例では右に出るものなしの都市計画課、野口和雄さんに
おでましいただいて、神保町出張所で講演していただいた。
大盛況でした。
実りある千客万来
年末から、土日も含めて、ほとんど休みなし。
頼まれごと、相談事、紛争案件、
そして全国政治ごと。
やればやっただけ成果があるので、思わず、のめり込んでしまう。
おおもの3つ、なんとかしなければならないのに手がついていないことがある。
将来の人にしかられるだろう。
けれど、自分の能力の限界で手が出ないので悩んでいる。
わたしの代表質問の日、下の子どもは、都立高校受験だった。
思ったより出来たと満足そうで安心、結果がどうでも、そう思えただけでも良かった。
今日は、みどころある一般質問も多々ありますが、
最後に、自民党さんから、九段会館本館保存の意見書と要望書の提案がある。
千代田区議会が歴代こだわってきた九段坂の景観、財務省の事情で、
壊してはならないとわたしも思う。
奇しくも、明日は、九段会館が舞台となった、226事件からちょうど80年目だとある方から教えていただいた。
さまざまな角度から日本の来し方を振り返り、歴史と文化と謙虚さを忘れずに、生きて行けたらいいと思う。
1つでも2つでも時代が良い方向に進むように、何ができるかを考える日にしたい。
2月25日
小枝すみ子