当初総予算が、約682億円(昨年より59億円増)、
一般会計では、約560億円 (昨年より56億円増)
いずれも規模として、千代田区史上最大とのことです。

千代田区の財政を語るとき、夜間人口4万人、昼間人口80万人、
財政規模は年間500億と決まり文句のように言ってきたけれど、
これからは、
人口6万人、財政規模は約600億円といいかえなければならないようです。

主な増要素は、東松下の区営住宅と、九段小学校建設費とのことで、
さらにベースには、流入する子育て人口、いわゆる、都心回帰現象への
対策費としての子育て予算、10年で15億から50億に(職員費も施設費も除いて)、
このような急激な変化を避ける知恵はないものか、
思いがけない事故や育ちの環境悪化なども心配になります。

昨年より、またもや、
一部議員を攻撃するような妄想怪文書が出回って
揺さぶりをかけているとの噂があります。
区議会議員と幹部職員へとして
ほとんどの区議に出しているのに、
私のところには来ません。結構なことだと思います(^^)/

観光協会の運営補助が、約9千万円から約2億3千万円へと、
2.5倍増、オリンピックへの対応ということですが、
昨年全国を賑わした「報酬審議会の怪」のような、説明がつかない闇政治との
関わりで語られることもあります。

何か不健康な不健全な空気が漂っています。
一生懸命、予算をつくり、事業を展開しようとしている職員の方には
気の毒、ましてや、このまちを大切に思って、知恵をつくしている住民にも
説明がつきません。
いいはなし、少しでも、一つでも、予算議会で展開したいものです。

現場情報、現場目線、まち目線での
バランスの取り直しも必要だろうと思います。

新年会をまわりながら、積極的意見たくさんいただきます。
同時に、苦情も怒りもぶつけられます。
これほど山あり谷ありの新年は初めてです、自分が試されていると思います。

これからの主な日程は
2月5日(金)1時半~企画総務委員会
2月8日(月)1時半~保健福祉委員会、子育て文教委員会
2月10日(水)予算議会告示
2月16日(火)10時半~お茶の水小学校建てかえ委員会
2月17日(水)区長定例会招集挨拶
2月24日(水)~25日(木)代表・一般質問

※合間にまだまだ新年会、そして興味深い会議や
勉強会も目白押しです。

年末から、
やらねばならないと思っていたことの
仕込みはほぼ終わりました。

国会議員会館写真は、
いつも見慣れた、国会の議員会館、2/1朝、子どもの貧困対策の勉強会で内閣府職員と、阿部彩さん(首都大教授)の話聞きました。
なぜ、この写真かというと、
向こう側から、総理官邸、そして、衆議院第一、衆議院第二、手前が参議院会館、1,2,3と覚えるのですが、
現在の新館の間になっていた旧館は、いずれ将来の人たちが正位置に建てられるようにと先人たちはわざわざずらして建てたのだと聞いたことがあります。
本当かどうか確認したことはありませんが、本当だとすると昔の人の、100年かけて国作りする気概、子孫へのまなざし感じていい話だなあと、ここに来るといつもそう思うので、書きたくなりました。

もうひとつ、
差別解消法
これは、
同じく2/1の夜
全盲の弁護士、大胡田先生の「障害者差別解消法」のお話が聞きたくて、伺った、新宿社会福祉協議会玄関の写真です。
そして、またなぜこの写真かと言いますと、
この中に入るとまず、左に館内点字ボードがありますよ、とか、右にトイレがありますよとか、音声案内が自動的に聞こえ、交流コーナーがそれぞれにあります。かなり古い建物ですが、会場でも、視覚障害者の会の会長さんが、どなたがお見えか見えないのだから、そのご紹介もして下さいと挨拶していました。
千代田区には、このような当事者の会が少ない、当事者でないとわからないことがいっぱいあるのですから、まずは当事者が会をしっかりつくることが大切だと思います。
大胡田先生の話も笑顔と涙が同時にあふれる、良い話、テレビドラマにもなった方だそうです。千代田区もがんばっているし、比較ではなく、千代田区もまだまだできるよしがんばろうと思った次第です。

そろそろ、質問書きに入ります。
2016年2月2日

小枝すみ子