岩国~宮島、グルメ観光編
昨日は、岩国米軍基地と上関原発問題を書きました。
グルメ観光編を書いておきたいと思います。
祝島が台風12号の影響で船が出なかったため、
三日目の日程が空いてしまったところ、
ありがたいことに、郷土史家で、宮島学を提唱する中道勉先生のご案内で
世界遺産の宮島ツアーが実現しました。
猛暑の中、駆け足だけど、見つけたものいっぱい、
感動したこといっぱい、お伝えしておきたいと思います。
子どもと夢中になってみた、2012年、大河ドラマ「平清盛」で、恥ずかしながら一般知識を得た
私ですが、権力が造るものというのは滅びてもなお美しいというのはなぜだろう、と、
こどもたちにラインで写真を送りながら、夢中になって先生の話を聞いた。
最初の写真が中道先生のテキスト、
レクチャーの風景、ヘレンケラーがサリバン先生と訪れ、戦前戦後と三回も訪れた場所、
その写真の残る石灯籠でずうずうしくパチリ、
いまでも当時と
同じ作法の祭りや行事が多数残る、三姫神をまつる、創建は590年代推古天皇の時代、
現在の社殿に造営されたのは、1160年代、平清盛、安芸守(あきのかみ)任官後。
観光地化された感じもしなくはないが
安政の時代からある、皇室や歴代の首相もお泊まりになった旅館岩惣も
そのままに営業を続けていたり、古文書も戦国時代のものがそのままに記録として
残されているらしい。
当日はジャンボリーという、ボーイスカウトの世界大会があって
世界中の青年たちでにぎわっていた。
あなごめしのうえの
宮島の玄関口のしにせ
神田の人に聞いたら、宮島に行ったらうえのよね、と、
有名らしいが、明治からのしにせ、予約しないと入れない。
あなごがこんなにおいしいものとは知らなかった。
創業からの古い建前でがんばっている。
待合の場所で、その奥にさらにおもしろいところを見つけた。
写真を拡大しているわかるのですが、「古本カフェ」とあります。
奥の古い倉を利用し、さらに古民家を移築してつくった、
古本カフェ、千代田区で言うと、淡路町の開発で、
ソラマチの方に残した淡路画廊のような建物となっている。
一階には、おしゃれグッズの販売もしていて、
絵本やセンスのよい古本が並んでいる中でコーヒーが飲める。
尾道が古民家利用の観光でがんばっていると聞くが
その影響だろうか、本当に居心地の良い空間を作り出していた。
岩国城の城主
吉川公が愛したと言われる
岩国寿司、
お酢好きの私にはたまらないおいしさでした。
錦帯橋の前にある、創業150年のお店
やはり
歴史と文化と、景観と、そしてその土地のおいしいものがあるまちは
訪れてよし、それがゆえにまた行きたいとも思う。
2015年7月30日
小枝すみ子