区長選が終わりました

写真◆読書三昧の日々だったはずが・・・

 1月26日、前回のブログに書いたように、ちよだの声民主は中立を決め、数々の区長選都議選を戦ってきた仲間と、とりわけ議員は動かないことを決めていました。私もそれでいいと思っていたし、政治好きにはドキドキするような、五分五分の選挙、結果がどうでもやっかいな千代田区政は続くのだから、人の選挙で恨みをかうより、動きやすくしておいた方がいいと、私らしくない、ずるい判断もあった。
 昨年末の国政都政の選挙で、かなり疲れ切っていたこともあった。

 事態が、いくつかのポイントで、じわじわと変わった。
自民・公明・ネットの13議員と、連合町会、都政のドンが支える大山さん。
対する、440万票で圧勝した猪瀬知事が応援する石川さん、
選対は10:1でも五分五分の戦いをするはずだった。
ところが、初日来るはずだった、猪瀬知事は、都政のドンの足止めで来られなくなった。
私たちがこれまでドンキホーテのように戦ってきた相手の力の大きさをまざまざと再認識するものとなった。

 これより前に、新年会で議長が、「千代田区議会もインターネット中継を進めています、
一部議員によってなかなか進まなかったが必ず進めます」というようなことを言われた。
私は、耳を疑った。インターネット中継は、石川選挙を支える議員と、私たちが強く主張し俎上にのってきた。
インターネット中継を進めることに、座長(自民党)は積極的だったが、消極的だったのは当初自民党内の方々だった。そしてこのこと含めて話し合う会議を当初から公開公式の会議にして、区民に公開のもとで、誰でも傍聴できるようにしようと提起提案し続けてきたが、これも座長(自民党)は理解があったが、断固としてノーを貫いたのは、自民党の方と、公明党の方だった。非公開にしておいて、事実と異なるキャンペーンをするなんてと、権力の嫌なところを見せられた。悪気のない議長ではあるが、こちらが気を使って言わないでいると、事実を捻じ曲げられていくようなことが、千代田区議会には残念ながら多い。そして、石川区長の前で、「今回は自民党は大山さんです」と、自民党の新人国会議員の挨拶が続く非礼ぶり。これには辟易した。

 後半には、私たちの仲間から、「現区長への誹謗中傷、人格否定がひどい」と電話やメールが入るようになった。私たちは、中盤以降、「高みの見物」をやめた。それがどの程度の貢献になったかはわからないが、正直勝つような気もしないし、負けるような気もしない、変な選挙だった。

◆昨日のちよだの声ファックスニュースから

現職石川区長続投決定!!!

23日(日)投開票日の千代田区長選挙は、8,287票を得た現職が当選致しました。

私たち、会派は当初自主投票で臨むことにしましたが、時間の経過とともに、結果的に全員が大政党や特定勢力の後ろ盾のない現職を支持しました。

 今後は、≪二元代表制である地方自治体において、首長与党という概念は存在しない≫、

≪地方自治は「区長」と「議会」と「住民」の直接参加の3つの緊張関係で動かすべきもの≫との原則に立ち、これまで通り是々非々の立場を貫いて参ります。

 懸案となっている補助金のあり方、保養所問題、特養待機者増大等々の課題解決に力を注いで参ります。

 今後の区政の混乱を心配する声も耳にしますが、区長も議会も改めるべきは改め、区民中心の健全な区政へと舵を切れるよう働いて参ります。

 この期間に戴きました皆様のご理解とご協力に心より感謝申し上げます。

 誠にありがとうございました。

区長選開票結果

≪投票率42.27%(前回43.66%)≫

当 8,287 石川 雅己(71)無現

  7,023 大山 恭司(71)無新

  1,433 富田 直樹(37)無新

   202 後藤 輝樹(30)無新

   120 坂上 輝也(59)無新

***今後の予定***

2013228日(木)第一回定例会(予算議会)区長召集挨拶

2013 3 6日(水)~7日(木) 代表質問・一般質問

◆大切なことは

 再選された区長も、それとたたかってきた議会も、もっと謙虚になることだと思います。議会も努力をしてきたけれど、やはり区民への説明は不足しているし、区民の信頼感は確実に低下しています。反省すべきところは反省し、世界に二つとない千代田区の価値を失わず、高めるように、知恵と力を尽くすべきだと思います。

※写真は、新年子どもと喧嘩して、家出して、銀座を徘徊した折、教文館で見つけた「暮らしの手帳編集長」松浦弥太郎さんの「軽くなる生き方」。おすすめです。今回の選挙もそうですが、うちの旦那は、私のことを「カモネギ」だと言います。ちょっと意味が違うかもしれませんが、誰に対してもネギをしょってくるカモのように都合のいい存在になってしまうということだと思います。そして、仕事が増えて、破たんする、そういう生き方を見つめなすのによい一冊でした。今年は鞄も小さく、手帳も小さくしました。それだけでもだいぶ楽になりました。もう来年50歳なのですから。

 

 

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