小枝メール(栗下都議の離党について)より
こんにちは。
昨日来、千代田の栗下都議が民主党離党、会派も離脱との報道が続き、
ご心配をおかけしています
報道より、少し前に、栗下さんの考えていることを伺いましたが、真剣なまなざしと、アツい思いには共感するところもあり、ひきとめることはしませんでした。何が正義かということについては、議論が分かれるところだと思います。
栗下さんが問われるのは、これからの行動です。きれいごとかもしれませんが、
みんなの党に川田龍平さんがいて、自民党に河野太郎さんがいるように、どこにも、しっかりした人材がいることが理想です。
三年前の夏、栗下さんを都議会に送り、その後は築地、原発都民投票、オリンピック誘致のための巨額な利権に切り込み
億単位の削減をさせるなど、新人としてはよく働いたと思います。私自身もその後、がらにもなく民主に入り、批判も心配もいただきましたが、中から見ると、民主が抱える問題は、いろんな意味で日本そのものが抱える問題のように思います。
私はもう少し冷静に、日本の政治の方向を模索したいと思います。
以下、栗下さんからのメールを貼り付けます。
『本日、民主党離党、都議会民主党会派離脱届を提出しました。今日からちょうど3年前の政権交代、自民党政権にできなかった行政改革を何としてでもやる!そのような思いで民主党に参画しましたが、行政刷新会議の廃止を始め行革が停滞する中、公約で否定していた消費増税を決めたことは都民・国民の皆様に責任を持って説明することができないという思いで長い時間考えましたが、この度の決断をしました。
これほど日本全体が苦しい思いをしているのに、都も国も政治はまだまだ本格的に既得権益に切り込むには至っていない状況です。事業仕分けを始めとする行政刷新の取り組みは政治ショーと揶揄もされましたが、これまで硬く閉ざされていた行政の実態に目を向けさせたという意味では方向性として間違っていなかったと思います。その理念についてはしっかりと受け継ぎ、まずは都政の場で花開かせることが私に課せられた使命だと思っています。
本日付で一人会派「行政刷新を貫く会」を設立しました。行革は行政にとって耳の痛いことが多いのでこれまで大会派の中では活動に制約がかかることもありましたが、自分自身が政治参画した理由、「政治の不条理に切り込む」を今まで以上に純粋に体現してまいります。今後ともご注目よろしくお願い申し上げます。』