2011.11.7(仮称)高齢者総合サポートセンター調査特別委
【議題】
1、(仮称)高齢者総合サポートセンター基本計画について
2、広場整備について
3、その他
今年4月まで、私はこの委員会(正式に言えば前の前の委員会)に所属して、
かなりいろいろなことを言い続けてきました。委員会ができる前は、旧庁舎跡地問題は
企画総務委員会で対応していましたので、そちらもずっと関わり発言してきました。
そうした流れからいうと、今日の話の結果は、本当に「騙されたんだ」と言うほかない、
そのような感想でした。
4年越しのたたかい?九段下の紳士が、千代田区議会を回り、千代田区が一つになるとき
どのような思いでこの土地を確保するために自分たちのお身内が必死の思いで奔走し、
この土地を確保した時の祖先たちの喜びをいまや80歳になろうかという紳士は
子供のまなざしで見ていたと、そうした話を聞きました。
千代田区が一つになるときというのは、神田区と麹町区が千代田区になるときということです。
そして、区民が確保した区民のための土地だから、多くの区民が集える広場にして欲しいと
しかし、後の利用があるなら「旧庁舎の跡地をぜひ暫定的な広場にと」請願に
各会派をまわりました。旧議会でしたが私も含め当時7人位の賛成議員が得られ
晴れて請願となりました。
陳情だと、現在は本会議を経由しませんが、請願は本会議での議決事項となり重みを増します。
企画総務委員会に付託となり、数年の間こちらで審議されました。
が、主に自民党さんはあとの計画が決まらなければ広場にすることは難しいとの立場で、
おりあわず、継続の扱いが続きました。請願者の方は、一度たりともかかさずに委員会を
傍聴していました。
特別委員会が設置されて、昨年末ごろ区としては高齢者総合サポートセンターをつくりたい、
そのサポートをするという前提で九段坂病院が旧庁舎跡地に移転したいとのオファーがあるから、
協議に入ってい良いかとの打診が委員会にありました。
条件があわなければ、破断もありという条項つきで、「仮合意」に入りたいが、
同日、請願を全会一致で採択するから、それならば多くの区民の合意を得ながら進めると言う
ことにもなると、委員長や行政からお話があり、私は三つの不満を述べながらも、流れにのった
のでした。(半額条件は地域医療部分に限定すべき、対象の土地に九段中も含めるべき、
区民合意を前提とすべきとの三点)
「仮合意書」と請願採択のその日(今年2月頃)、
私は決して忘れません。号泣しながら、請願人が語ったその話を。
私も泣けました。
しかし、議会は、マイクはつけていても、議事録にはのらない場面でした。
その日まで、おそらく20回に近い傍聴を続けたその紳士は、その後、もう姿を見せませんでした。
起承転結があるのは良いことですが、この物語が、
請願は採択したが、たった1か月半しか暫定利用できないことがわかった今、その広場整備に
1500万円も投じることは無駄遣いであるとの理由で、請願採決で決めた広場はやらないような
雲行きです。そんなやり方があったのかと、もう涙も出ません。
そして私も確かに加害者の側にいます。
来客もありながらで、十分には聞けませんでしたが、今日は私情が入った
旧庁舎の特別委員会報告でした。